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2009年6月

2009/06/28

若手能

若手能
昨日は国立主催の若手能。普段は国立の三役養成の生徒さんと、京都の若手楽師のみの出演なんですが、今年はいつもの観世一番、金剛一番にくわえ、模範?ゲスト?で片山先生の西行桜の舞囃子もあり、謡って勉強、拝見して勉強の1日でした。
終了後は反省会と懇親会。先生方からご注意をいただいたり、普段あまり交流のない楽師さんたちとお話させていただきました。
いつも舞台上では紋付き袴の我々も、反省会だとこんな服装で参加してます。

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2009/06/25

プラムカフェ

プラムカフェ
昨日は東京の稽古の後、カメラマンさんたちと、先日の融の写真選びや雑談、アルコール摂取を繰り返しながらの打合せ。
何度も舞台写真を撮ってもらい、一緒に杯を酌み交し話をするうちに選ぶ写真や、アングルやタイミングが少しずつあっていくがわかる気持ちいい時間でした。
そして今朝からバタバタと都内で用事をすませ、昼食へ。
先月、東京のお弟子さんがカフェをオープンされたので行ってみる事に。
その名もプラムカフェ。
東京は神保町にある素敵なカフェでした。
写真の大徳寺弁当をいただきましたが大変美味しゅうございました。
夕方クローズのお店ながら、ビールやワインも少しおいてあります。
今度はここで一杯(^^)を楽しみたいと思います。
ごちそうさまでした。

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2009/06/24

融
融
融
今回の融は舞返の小書で勤めました。
この小書は前半も少し変わりますが、後半は舞返しの言葉であるように舞を繰り返します。
盤渉(バンシキ)早舞を五段舞った後、急ノ舞を三段舞います。
六郎先生がなにかの催しのチラシにかかれてましたか、前半は荒れ果てた河原の院、後半は昔のように光り輝いている様子。
前シテも汐汲みの老人でありながらくらいの高さも見え隠れしなければいけない。
そのように書いてられた文章を読み、今回は思いきって、前シテの水衣を浅黄に(普段は茶)、後シテは赤の着付けに白の直衣(のうし)、白い指貫を履き、融扇ではなく月の描かれた扇(家に融扇がないとも言う…)を持って勤めました。
かなりすっきしりした取り合わせになりました。
演能写真はまた後日。
融は二度目の挑戦だったんですが、やはりかなりの難曲でした。
しかし楽しかったですね、やはり…
実は13日の公演の後、不覚にも転んでしまい左手首と左胸を強打、どうなる事かと焦りましたが皆々様のお助けもあり、得意のアドレナリンどばっと放出の影響もあり無事に楽屋に戻れました。
しかしアドレナリンが放出しまくったため、痛みは軽減してましたが、急ノ舞の頃には融の品の良さはどこえやら…
反省です…

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2009/06/23

毎年の

毎年の
毎年の恒例行事になりました岐阜大学のサマースクール。
今年も無事終了しました。毎年思う事ですが、本当に私の変な日本語ならぬ京都弁をよく理解してくれる生徒さんたちで驚かされます。今回も実演、歴史の話、謡や舞いの体験と、装束の着付けを生徒さんの1人にいたしました。
こちらも毎年楽しみにしている催しなんです。
その時に21日の林定期のチラシを配らせてもらった結果、5人の生徒さんが岐阜から来てくれました。
ありがたい事です。

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2009/06/22

お世話になってます

お世話になってます
昨日、林定期で融を勤めました。
その話はまた後日にするとして、今朝久々に喫茶店に行きました。
京都はは松ヶ崎にあるインペリアル。
先生の稽古場が歩いて数分の場所にあるため、書生時代からお世話になってます。
その後私の後輩たちもお世話になってるので、おお〜!俺が一番にこの店を見つけたか(^∧^)
っと思っていたらマスターから、ちゃうで、その前に先生来たはんで!
っと、失礼しましたm(__)mインペリアルにお世話になり初めてからもう20年目、はやいもんです…

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2009/06/15

やってしまった…

やってしまった…
やってしまった…
橋弁慶は無事終了。
しかし私の武器はしっかり破壊され、無駄にリアリティを求めたみたいな結果になりました( ̄▽ ̄;)
この長刀は前にも一度破壊して、修理して使っていたもの。
またまた同じ舞台、同じ曲、同じところでボキっと…
前は長刀の鍔からボキっといったんですが、今回は先端からモキっと…
ヒビが入ってたのかもしれません。
まぁ折れてからも修理して5、6回使ってたので限界だったのかもしれません。
よく働いてくれました。
ありがとうm(__)m

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2009/06/14

京女

京女
昨日は京都女子大学の国文科新入生歓迎の催し。
能の話、囃子の話などをしたあと橋弁慶の半能をいたしました。
子方は姪の和(のどか)。
この子とはなんどかやってるような気がしますが自信が…?
本人に聞いても…??
まっ、初めてのお相手ではなかったです。

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2009/06/13

いろんな準備

いろんな準備
いろんな準備
能を舞う前は装束の用意だけでなく色々な準備があります。
写真のものは針山。
針を畳にさして、左、右、とよりあわせます。
使用する装束の色を考えながら作っていきます。
今日は袈裟頭巾を使いますので白を多めに作りました。

残った糸が多いと、次回の舞台にも使えるかな〜?なんてスケベ心もでてきます…( ̄▽ ̄;)

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2009/06/07

何かが…

何かが…
これは大会という曲にのみ使用する釈迦の能面。
天狗の扮装の上に釈迦の扮装を重ねて着るので、装束はもちろん頭巾もかなりおおぶりなんです。
面は下に天狗の面をかけて、その上から釈迦をかけるので普通の人がすると二頭身みないになるのですが、この河村和貴君、写真の如くなんの違和感もない…
面が小さいのか、彼が大きいのかは知りませんが…
今度彼が大会を勤めるにあたり、釈迦と釈迦下を新調したものの、かけてみると案外普通のサイズに見えてしまった事を皆で確認した瞬間でした( ̄▽ ̄;)

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天鼓

天鼓
今日は吉浪壽晃さんの会が大津の伝統芸能会館でありました。
曲は天鼓の弄鼓之舞。
装束も変わり、演出も変わります。
後シテは太鼓が入り、楽は盤渉楽になり、かなりノリのいい舞いになります。
この曲は私も数年前に勤めさせていただきましたが、後シテはすごく楽しく舞い、前シテは返り討ちにあったように記憶しています。また何度も勤めたいと思う曲の1つです。
今日は後見で参加させていただきました。

仕舞も舞わせていただき、なんと弱法師!
能ももちろん勤めていませんし、こんな曲はえら〜い先生方が舞われるものと思ってましたので、びっくりするとともにど緊張した時間でした。
自分ではどんな出来かはさっぱりわかりません…
こんな大曲を勉強させていただいた吉浪さんに感謝です。
ありがとうございました!

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2009/06/02

薪能

薪能
今年の舞台の役は2日とも地謡。
装束の運搬などがないので少し楽です。
他の役は初日の受付。
入場から火入れまでの担当なので、けっこう忙しいのですが、新型インフルエンザの影響か今年は若干少なめに感じました。
今回は受付でご一緒だった金剛流は豊島先生にご登場いただきました。

さぁ2日目!頑張って参りましょう!
でも昨日より暑くなりそう…

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