冬の珍客
ある朝、銃の発砲するような音で目が覚める。
何事もなく朝の時間が過ぎ、稽古に行くため準備をしていると2階からドン!という物音。
なんとサルがベランダで毛繕いをしていると・・・
2階へ上がろうと玄関のノブに手をかける。ん?気配を感じてふと顔を上げると、ドア越しから見えるのは堂々と鎮座するニホンザルの親の姿。
あきらかに威嚇寸前の形相。そらそうでしょう、後ろには子どものサルが隣の家の木を登っている。
近所の人々が指をさしてがやがやキャーキャー騒いでいる。
怪我人が出るといけないと思い、思い切って110番通報。どうしました!!
えっと・・・サルが・・玄関で鎮座してます・・・・住民に危害を加えてますか!!
いや・・危害は・・・毛繕いをば・・・
警察が到着する頃には2,3件の家の庭を荒らし逃走した後・・・
柿の種がポツポツ・・・
よくよく見ると柿のヘタも落ちている・・・
家に柿の木はないので、どこかで調達をして家のベランダで食いちらかしたかんじ・・・・
大文字の麓に住んでいる我が家への冬の珍客事件簿でした。
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