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2011/11/04

須磨源氏

今年も徳島県は美馬町で舞台がありました。

須磨源氏、ありがたく勤めさせていただきました。

前シテは上品に?いや、山賊(やまがつ)だから少しがっちりめにやるか・・・

などと考えながら勤めさせていただきました。

普通の取り合わせは、無地熨斗目か小格子に茶の水衣が一般的ですが今回は。

Nec_1006 格子に浅黄の水衣の取り合わせにいてみました。

浅黄といってもこの水衣は古い物でボロボロ。

持ったら破れる、っていうか破れてるというか・・・

いつも後輩から、そんなもん着んときなはい!!

とか、まさか着るきですか??とか。

先輩からは、まさかこれを着せろとでも・・・?

とか言われながらも着ております。

この水衣は書生中に、四枚セットでしか売らない商品を、頼み込んで一枚だけ売ってもらった思い出があるものなんです。

もちろんなけなしのお金をはたいて・・・

20年ほど前に買ったものが、やっと最近になって着る機会に恵まれてきました。

嬉しいですね、とっても(笑)

まわりは迷惑でしょうね、とっても(苦笑)

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