須磨源氏
今年も徳島県は美馬町で舞台がありました。
須磨源氏、ありがたく勤めさせていただきました。
前シテは上品に?いや、山賊(やまがつ)だから少しがっちりめにやるか・・・
などと考えながら勤めさせていただきました。
普通の取り合わせは、無地熨斗目か小格子に茶の水衣が一般的ですが今回は。
浅黄といってもこの水衣は古い物でボロボロ。
持ったら破れる、っていうか破れてるというか・・・
いつも後輩から、そんなもん着んときなはい!!
とか、まさか着るきですか??とか。
先輩からは、まさかこれを着せろとでも・・・?
とか言われながらも着ております。
この水衣は書生中に、四枚セットでしか売らない商品を、頼み込んで一枚だけ売ってもらった思い出があるものなんです。
もちろんなけなしのお金をはたいて・・・
20年ほど前に買ったものが、やっと最近になって着る機会に恵まれてきました。
嬉しいですね、とっても(笑)
まわりは迷惑でしょうね、とっても(苦笑)
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