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2013年8月

2013/08/26

松風

いよいよ来月15日、林定期で松風を勤めさせていただきます。
かなりの難曲ですが、自分なりに研究をして松風にぶつかっていきたいと思います。
是非お越しいただきますようよろしくお願い申し上げます。
9月15日(日)林定期能 正午始め 京都観世会館。
能楽 女郎花 シテ 河村和晃  ツレ 田茂井廣道
能楽 松風  シテ 味方團   ツレ 河村晴道
能楽 項羽  シテ 河村和貴  ツレ 松野浩行
狂言 昆布売 シテ 野村又三郎 アド 奥津健太郎

他・仕舞数番

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アッキーと愉快な仲間たち

先日書いた高円寺のアッキー。
一年半前くらいに出会い、俳優を目指す子たちにワークショップがしたいとの話になり、この度無事実現しました。
表現者を目指す子たちなので装束などは見せずに、能舞台の決まり事や遠近法、音響効果などを説明。
能面を見せての表情の違いや決まりなども見てもらいました。
そしていよいよ参加型。
ほんのウオーミングアップに謡いを稽古。
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さすがは表現者を目指す子たち。
初めての謡いに臆する事なく声を出し、失敗を恐れず食らいついてきてくれます。
謡の稽古が済んだ後、ひゃ~難しい!!!の声。
そう??一番簡単なん選んだんやけど。
初回にしてはいい出来でしたよ(^^)
でいよいよ立ち稽古。
まずは抽象的な型と具象的な型の説明をし、一人ずつ前に出てもらって喜怒哀楽を表現してもらいました。
声に出さずに泣いてみて、という風に。
過去に色んな場所でこの挑戦をしてもらいましたが、大半は叫ぶような仕草をしたり、涙を拭う仕草なんですが、さすがはこの子たち。
いきなり黙り込んで身体を震わせる。
え?もしかして涙腺緩めてる??
私は初体験でとても新鮮でしたが、暫く待っても涙は落ちてこなかったので残念ながらタイムアップ!
次回の挑戦をおまちしております。
で、次はセリフを入れて月を出してみて、と。
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なにも考えずに、あ、月が出た!
と言う天然キャラもいれば、あぁ~、月だ~・・・。
っと、情感タップリに月を出す子など様々で面白かったですね。
で、私は融の、や~、月こそ出でて・・・を、トーンをかえて謡って月を出したり、松風の一節をやったりして、能で見せる月の出し方や能ならではの表現を色々体験、体感してもらいました。
世界最古の身体表現芸術との事で、最後は様々な表現や身体の動かし方を一緒に体験してもらいました。


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なかなか難しかったようですね(^_^;)
この日はみっちり2時間休憩なしでしたが、こちらも非常に貴重な勉強になる2時間でした。
楽しかった。
もちろん終了後はご多分に漏れず宴会。
舞台の話や表現方法、出身地の方言や祭りの話など様々盛り上がりました。
機会があれば是非第2回をやりましょう!!
お疲れ様でした!!

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2013/08/25

何事もなく

今日は京都観世会で富士太鼓の後見。
今まで子方を勤めたり、地謡を謡ったり後見をしたり、もちろんシテも・・・
舞台中央での物着で、舞絹や鳥兜を着ける。
最後はそれらをまた舞台中央で脱ぐのでハプニングが起こりやすいんです。
例えば鳥兜が舞の最中にずってくる。舞絹が着崩れる。
鳥兜をとる時に鬘帯がほどけるなどなど・・・
今日はハプニングなく無事終了出来ました。
ホッと一息(^^)

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2013/08/24

岐阜のお弟子さんの最年少は小学校四年生。
先日の稽古では夏休みなので妹さんも一緒に遊びに来てくれました。
もともとは長良川薪能の吉野天人の連吟で出演してくれた子たちなんです。
今年の長良川薪能で、狂言小舞の発表に参加するとの事でした。
曲目は兎。
お姉ちゃんのお稽古が終わり、帰り支度をしていると妹さんが兎やっていい??
お姉ちゃん一緒にやろ!いいよ!!
って事で狂言小舞の兎を見事に披露してくれたのでした(^^)
とっても元気があって、とっても上手!!
本番も拝見させていただきます(^o^)
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2013/08/16

大文字さん

今日の京都は大文字さんです。
正式には五山の送り火です。
あと2時間ほどで大文字さんに点火です。
私の自宅の周辺もだんだんに慌ただしくなってきました。
それとは別に先日、面白能楽館の反省会なる打ち上げをやりました。
私を含めて代表者8人。
ちょうだいした御料理の椀物が、
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なんと大文字さん。
お料理では初めて拝見しました(^^)

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2013/08/15

今年の郡上は・・・

私自身は田村・替装束の前シテを勤めさせていただきました。

この曲は今から4年程前に徳島で勤めさせていただいて以来です。

その時の取り合わせはこんな感じでした。

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かなり派手ですかね・・・

もちろん普通の田村は書生時代に勤めておりますし、

取り合わせなんかもごくごく普通で、赤い縫箔に萌黄の水衣を着たように思います。

替装束の時に関西で比較的多い取り合わせは、腰巻姿で喝喰をつけるものなんです。

もちろん常の田村と同じくこの写真のように黒頭に水衣の姿をしてもよいのですが、あと一つの姿は、水衣に喝食の出で立ち。

今回は水衣に喝食の出で立ちにてさせていただきました。

どんな感じでしょうか??

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誠に久々に・・・

演能写真ギャラリーを追加いたしました。
今年5月の巴なんですが、非公開の催しです。
是非ご覧くださいませ。

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2013/08/09

珍しくの催しで

ワキの原くんが、嬉しそうに伊勢丹の袋をぶら下げながら楽屋入り。
いや~衝動買いしちゃいましたよ~、っと言うので、なに買ったの?と聞くと。
これですか(笑)?

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なんと袋からは侍烏帽子が・・・
この袋から出したらいかにも伊勢丹で買ったみたいでしょ??ふふふ(^^)

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もちろん伊勢丹に侍烏帽子は売ってません。
持ち運びに伊勢丹の袋を使っただけで、彼なりのユーモアでした。
なかなか良かった。
座布団一枚!

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こんなサプライズはいらん・・・

郡上に出発前、友達のガソリンスタンドに寄って車の点検。
タイヤの空気圧、バッテリー、などなどすべて。
すぐに終わるやろ~っと思って待っていると、若い店員さんが、あの~後ろのタイヤがパンクしてるみたいなんですけど・・・っと。
え(゚◇゚)
みっかん(親友が僕を呼ぶ時のあだな)車上げてみんとわからんけど多分パンクやで。
ほらこれや、これはプロが使うネジクギや、近くで工事してへんかった?こらちょっと言いにいって(中略)
まあ、みっかん大人やさかいこのままでいこか・・・
などなどのやり取りがありながらも完璧に修理してくれたのでした。
おおきに、りょう(親友)。おかげさまで無事に高速走行できました(^^)

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くるす桜2013!

今年も無事終了しました薪能くるす桜。
前日まではヤケクソみたいな大雨だったんですが、当日は素晴らしい晴天に恵まれました。
300席準備された椅子席も満席で、誠に有り難い限りでした。
数年前からの恒例、地元小学校の5、6年生たちのくるす桜の連吟も大成功。
私が初番のシテだったので、出番前の説明もろくに出来ずに送り出しましたが、出入りも謡いもよくやってくれました。
現場で、去年3年生の時に鞍馬天狗の花見で出演してくれた女の子が、先生!来年私も出るしね!
っと嬉しい言葉をかけてくれました。
もちろん来年も再来年も頑張るのでみんなもよろしくね!!です。

で、くるす桜には桜の作り物が出るのですが、ここ数年は私が地元の実行委員会の方々に指導しながら作ったのですが、今年はなんと実行委員会の方々だけで作っていただきました。
すばらしい出来!!
来年もよろしくお願いいたします(^^)

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バザーをブラブラしていると岐阜の小学生のお弟子さん家族が声をかけてくれたり、終了後には3月の味方團の会でアナウンスをしていただいたエフエム岐阜の筒井さんとお友達が面会に来てくださったり嬉しいサプライズも色々ありました。
来年もがんばるぞ!!

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珍しく

こないだの舞台は珍しいメンバーでした。
私は地元が京都なので京都の楽師さん達との共演が多いですが、先日は囃子方全員が大阪の楽師さんでした。
土地によって曲のクライや緩急の具合などかなり違うんです。
もちろん楽屋の雰囲気なども(笑)
じゃあその雰囲気は?
とっても和やかなのでした。
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2013/08/02

しゃ~ないね

名古屋から新幹線で東京へ。
さすがは夏休み、家族連れが多い。
車内はしゃべり声と泣き声まみれ。
自分に子供がいなければイラっともくるが、子供がいると気持ちがよくわかる。
しゃ~ないしゃ~ない(^^)

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2013/08/01

楽屋は??

もちろん真剣に舞台に向かう準備をしているのでした。
お笛と大鼓の両先生でした。
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長良川薪能をより楽しむ講座

本年も参りました。
長良川薪能をより楽しむ講座。
ここ数年は毎年お邪魔しております。
今年は金剛流の黒塚なので、事前に金剛流の方に色々教えていただきました。
私がお話をする前に、某和泉流狂言師がおもしろおかしく様々な話をしたので、こちらはなにを喋るか?
って事で、小鼓の後藤氏と2人で出て話を進めました。
1人で喋ると漫談みたいになってしまう私たちなので、結果は漫才みたいになったのでした。
もちろん中身はちゃんとしてましたよ!!
鬼でありながら1人で生きていかなければいけない女の悲しみ・・
とかね?

中身はちゃんとしながらしゃべり口調は漫才なのでした・・・
能は難しいと思われるのを少しでも身近に感じていただきたい一心での進行でございます。
お許しを<(_ _)>
8月30日は是非長良川薪能にお越しくださいませ。
金剛流の能ながら、私もどっかに出勤しております。
どこでしょう?(^^)
あ、今日の講演後、岐阜の可愛いお弟子さんから手作りのお菓子をちょうだいしました。
ありがとう(^^)
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