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2013年6月2日 - 2013年6月8日

2013/06/08

無理がある時も・・・

シテを勤める時、時間があれば現地に行ってみたいと思う時がある。
例えばこの前の道成寺や、松風ならば須磨など。
現地でしか味わえない雰囲気や空気感などを体感するため。
今までにも、羽衣の美保の松原や鉄輪の貴船神社など。
昨年は楊貴妃を勤め、今日も楊貴妃の助吟を勤めさせていただく。
でもこの曲だけは現地に行って見ることは遠慮した。
今の私には常世の国に行く事はまだ遠慮したいと思う。
楊貴妃という曲に自然に身をおいていることにしよう。

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2013/06/07

すごいもんだ

今日から東京の稽古場にお弟子さんが1人入門されました。
忠度の本を持ってこられ、朗々とお謡になる。
節も音もクライもほぼ完璧。
もちろんお稽古にお越しになってるので多少のご注意は申し上げるが、経験者とは言え本当にお上手な方である。
失礼ながらお年をうかがうとなんと84歳!見た目も若けりゃお声も大きくとにかくお元気。
なんたって電車に乗って稽古場に来られるんですから。
ご本人曰わく、こないだ膝に注射したのよ、ダメね~っと。
あの~、あたし10数年前から膝に注射してるんですけど・・・
あら?先生若いのになに言ってんのよ!!ダメじゃない!ハッハッハ(^O^)と言われる始末。
おっしゃるとおりでございます。
いつまでもお元気で楽しんでお続けいただけるよう私も精進いたします<(_ _)>
にしてもすごいもんだ。

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2013/06/06

おっさん

去年、岐阜大学の集中講義で授業をした子たちと久々に呑む機会がありました。
とても素直で可愛く素敵な子たちです。
こんなおっさんと呑んでくれる事をいつも有り難く思っています。
聞くところによると、昨年の課題の、熊野のロンギの地拍子謡を折に触れていまだにやっているらしく、凄く嬉しく思います。
私は乱暴に言うと、能をそんなに短期間で理解しなくてもいいと思っています。
こんなふうに忘れず能の事や与えた課題を楽しく繰り返している事が何より貴重だと感じています。
私と呑むことで授業のこと、能の事を自然に受け入れてくれるアンテナが増えればとても嬉しいですね(^^)

岐阜でお稽古している小学生の担任がこの子たちの先輩で、私が教えたうちの1人だというのもわかり嬉しい限りです。
しかし世間は狭い、時がたつのは早いですね、こっちがオッサンになるわけです(T_T)

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なんやかんや・・・

先月の観世会で昭君のツレを勤めた。
過去に二度ほど経験もあるし、シテも数年前に勤めている。
この曲は今までに、様々な役者や研究者が色々な演出を試みて上演されている。
話にも聞いているし、自分が勤める時には資料映像も集め、経験者から話も伺った。
上演回数は少ないが、よくできた大変面白い曲だと思う。
ただ松風同様ツレの比重が極めて重い曲であることに間違いない。
この前の私のツレがどうであったかはわからないが、曲を考えシテの思いをくんで勤めるよう努力した。
私の時には厚かましくも先輩の河村晴道さんにお願いし、胸をかしていただいた。
誠にけっこうなおツレであった。
他の家の先輩が見に来ていて、おまえの方がツレみたいやった、とも言われたが後悔はしていない。
これも貴重な経験と晴道さんに感謝申し上げる次第である。
今年の9月に勤める松風も晴道さんにお付き合いしていただく事になっている。
稽古に研究を重ねてのぞみたいと思う。
今日も晴道さんの舞台を後見座からとくと拝見したが、やはり凄い人である。
やっぱりちょっと後悔?いや(^^;)いや、楽しみである。
稽古稽古、稽古しかないのです。
晴道さん、お手柔らかにお願い申しあげます。

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2013/06/05

復曲試演の会

去年、阿古屋松が上演された復曲試演の会が今年も催されます。
今年は橋姫と十番切 異本・夜討曽我。
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今年私は夜討曽我の地謡。
一昨日に初稽古があり、今日が初地合わせ。
去年は阿古屋松の後見でさんざん苦労しましたが、今年もかなり苦労しそうです。
たくさんあるんです、謡うところ・・・
おぼわるかな・・・


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郡上の子供たち

先月末郡上大和で春祭があり、出演させていただきました。
最後に大和南小学校の六年生の地謡で、ご当地ソングの、くるす桜の仕舞を勤めさせていただきました。
昨年に指導はしてますが、あれからほぼ一年が経過しているにもかかわらずよく覚えていてくれました。
事前に一度だけ指導に行きましたがほぼ完璧。
子供の記憶力か、先生方の指導力か、はたまた私の・・・
いやいやそれはさておきやはり子供たちはすごいもんですね。
今年の薪能本番では五年生も参加してくれます。
どんなキャラクターがいるのか今から楽しみです(^^)

あ、先日の中日新聞の岐阜版に掲載されました。
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2013/06/03

大変ご無沙汰致しております

3月の第一会味方團能の会で後援会を立ち上げ、会報誌をお送りする事にさせていただきました。
その会報誌の発送時期とブログの記事公開時期との兼ね合いで、今まで控える事にしておりましたが、
無事に第一号の会報誌も発送できましたので、ブログも再開させていただきます、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
さて味方團の会ですが、お陰様で大勢のお客様にお越しいただき、無事に終える事ができました。
道成寺は3回目とは言え赤頭は初めての事。
下申し合わせなどは正直鐘の中でパニックでしたが、下申し合わせ、申し合わせと回を重ねると落ち着きうまくいくもんですね(^^)
やはりこういう大曲は申し合わせを2回するのが分かります。
しかしなんと言っても経験者のお話はほんとにありがたかったです。
僕の時はこんなんでこんなんやった。こうしたら自分はうまくいった。
先輩はこうしたほうがいいと言ったはったけど僕はこうしたほうがいいと思う。
などなど、兄貴はもちろん先輩や仲間が経験談や失敗談を惜しげもなく教えてくれました。
本当に感謝感謝の思いです。
また第2回に向かって頑張ろうと思いました。

さて、ブログを休んでいる間も様々な事がありました。
私にとっての大事件は、国立能楽堂の30周年記念の催しで地謡をいただいた事でした。
もちろんこんな大きな催しで地謡をいただく事じたいどびっくりでしたが、曲目がなんと関寺小町!


謡った事などもちろんないし、見たこともない。
師匠家の林家は禁曲(やってはいけない)になっている曲。
依頼が来たときに先生にご相談申し上げ、お許しをいただきました。
だいたいの禁曲は、よからぬ事が起こるので禁曲になるのですが、
林家の場合は良いことがあったから禁曲になったそうです。
ですからお許しをいただき、先日謡わせていただきました。
申し合わせの他に、下申し合わせと稽古もあり、何度も謡わせていただいたお陰でなんとか食らいついていくことができました。
最高の先生方での上演でしたから、不謹慎ながら誠に楽しく舞台を勤めさせていただきました。
上手な先生と謡うと自分まで上手になった気分になるんですよ、ほんとに。
またこんな機会があればな~っと思います。

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