ご近所さんと・・・
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先週の日曜日、素謡会で隅田川があった。
シテは梅若玄祥先生で、ワキが林喜右衛門先生。
ワキツレが私で子方が息子。
息子を舞台に出すのはたいがい疲れるが、楽屋にいたり後見座にいると、緊急事態には飛んでいけるが、今回は同じ列の左端と右端。
手も足も出ない場所。
それを察知してか本人も出番前は珍しくテンパっていた様子だった。
出来はともかく無事に終わりホッとした。
やはり手のとどく範囲が安心だ・・・
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大原野神社で素謡の「小塩」のシテを謡う。
初役だったので、私には珍しくかなり前から覚えはじめた。
が、なかなか入らなかった。
しかも「小塩」の前シテは、さびた風情がないといけない。
悩んだ・・・
どの曲でもそうだが、ある程度の歳を重ねないと出来ない役がある。
今回も何時もの如く悩ませていただきました。
しばらく「小塩」の能はやめておこう・・・
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いつも京都でやっている伝統音楽普及促進事業の催しが、今回は東京のセルリアンタワー能楽堂で催された。
お客様は学校の先生や教育関係者の方々。
能に興味を持ってもらい、やがては学校に持ち帰って先生方自らに指導していただこうという壮大な計画。
いつもそうだが、興味を持ってもらう、又は楽しく時間を過ごしていただくために様々な工夫を凝らして見ていただいている。
そのために、今回は事前に綿密な計画を立て、分単位のタイムテーブルを作成して本番に臨んだ。
能面や装束を着けているとお客様の反応はわからないが、催しの後半に謡の指導をさせていただいた時のお客様の反応は決して悪いものではなかった。
準備の苦労が報われた気がした。
今後良い形で継続できる事を祈ると共に、私のできる事があるようなら微力ながら協力できればと思う。
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